「初音ミクに繋がるすべての人にありがとうって言えた。」

2日目。
前日にミクパを見てここ数ヶ月で最高の感動を味わうことが出来た。
素晴らしい演奏、素晴らしい観衆、そしてミクさん。

2日目は「最後」を謳うミクの日感謝祭。
この日はいろいろあってネカフェ難民を経験したり、所用であちこち移動していたのだけど、ずっと雨だったりで非常に動きづらかった。
初音ミクがライブをやるとき、天気が良くないというジンクスがあるのだが、今回も健在であった。

所用を片付け、ライブ会場に向かう。
前日に目当てのグッズを購入していたので今日はグッズ販売に参加せず、ファミリーマートへ。
3月9日の属する週で付近4店舗のファミマで初音ミクとコラボキャンペーンが実施されていた。
店舗がボーカロイドでデコレーションされていて、ここは本当にファミマか?と思うくらいであった。
まぁファミチキあるんでファミマなんだな、と思うわけですけどね。。。
そして数百円の購入レシートをみせると特性クリアファイルやステッカーがもらえる。
時間がなくて残念ながら1店舗でしかグッズを貰うことが出来なかったが、ライブをモチーフにしたイラストが描かれたクリアファイルを貰うことが出来た。

ライブ会場付近で待機していたのだけど、雨で気温が下がり非常に辛かった。
缶コーヒーで暖を取るも、殆ど効き目がなくて辛い辛い。。。
およそ3時間くらい、時には屋根の下で、入場列に並ぶときは雨風に打たれながら、開場を待つのであった。

開場。
今回の観覧場所はステージからやや垂直に位置する席で、最前列でもなかったのでスタンディングOK。
開場は既に熱気に包まれていた。前日もそうだったが、ミクやルカやリンやレンやカイトやメイコのコスプレをされている方が見受けられた。

オープニングアクト。
ミクの中の人、リンレンの中の人がステージで挨拶をする。
「海外から来た人-?」の問いかけに僕からみて左側から「Fooooo!!」という声が。見るからにアメリカンな、あるいはイギリスな感じの、
どこの国から来たのかは分からないけれど外国人の方がいた。その愛たるや、行動力たるやに感動し、拍手喝采であった。

開演。
1曲目から「Tell Your World」は予想外で、衝撃的で、もうなんと表現して良いのやら。
今回のミクの日感謝祭ではセットリストにメドレーがなく、1曲1曲を丁寧に聴かせる形だったのかな、と思った。曲間のつなぎは完璧と表現できるくらいであったし、演奏に金管楽器が加わって音に迫力が増した。相変わらず魂が十二分にこもった演奏は観衆を魅了し、初音ミクは投影の仕組みを知っていても、そこにいるような錯覚を受けた。
というか、そこに初音ミクがいるかどうか、映像であるかなどどうでも良くなった。ただ圧倒されていた。

これは特筆すべきことなのだけど、観衆はよく訓練されたミク廃である。
なので、ライブDVDは暗唱できるほど見ているし、楽曲はほとんど知っているし、ゲームもプレイ済みである。
だから炉心融解の一段落つくところ、ボリュームが下がるところで「曲が終わった」と間違えることはないので、本当の曲の終わりまで静かである。静かすぎて、サイリウム筒内のガラスがシェイクされる音が聞こえるくらいである。
この音はネット配信やDVD、BDでは決して収録できないのではないかと思う。
それを聞くことが出来ただけでもライブ会場にいたことは最高の価値であると思う。

SPiCaで一旦終わり。恒例のアンコール。
なんか随分待たされた気がします。
最後のハジメテノオトはLAライブのときのラスト曲だったので、この曲を聴きながらなんとも言えぬ切なさがあった。
ここで終わりかな?と思ったら、開場からの「もういっかい!」コール。
「もういっかい!」のあと「以上をもちまして~」で終わるのが2年前の東京でしたが、今回はコールが続く。

そして。

Project DIVA desu.からはじまり、ワールドイズマインへと続く。
このままもう1周いってもいい!と思った。
だけどステージのカーテンが閉まり、最後のミクの日感謝祭は幕となりました。

ありがとうのコール、3本締め。3本締めは2度行われたと思います。
なにより感動的だったのは、前日もそうだったのだけど、バルコニーとアリーナで
お疲れ様を込めたあいさつが行われていたこと。本当に感動した。

帰り道、小雨が降っていたけれど、アツアツの体をほどよく冷やしてくれて良かった。
今回のライブBD(DVDじゃないよBlu-rayだよ)、出たら即買いですね。本当に良いライブでした。

そして、来年も、初音ミクのライブが行われることを期待して。